秋田・外旭川の開発事業者にイオンタウン選定 J2秋田の新スタジアムも整備

イオンタウンが提示したまちづくりの予想図(同社提供)

 秋田市は31日、市郊外の外旭川地区のまちづくりを進める事業パートナーの公募で、商業施設開発を手掛けるイオンタウン(千葉市)を最優秀提案者に選定したと発表した。市卸売市場やサッカーJ2秋田の新スタジアムを核に、商業施設を配置する整備案が評価された。市は4月中にも基本協定を結ぶ。

 市が1月から始めた公募には3社が参加。7人の審査委員がまちづくりのコンセプトや市の活性化への貢献など10の評価項目ごとに採点し、イオンタウンが1400点満点中、最高の977点を獲得した。

 同社の提案概要書によると、老朽化した現在の卸売市場の北側に新しい市場を配置し、現市場を営業しながら新市場を整備する。新スタジアムはフィールド全体を屋根で覆う全天候型とし、可動式の天然芝ピッチを採用してイベントなどの開催も可能とする。

 このほか体験型アミューズメントを提供する商業施設や秋田の味・観光・文化の体験拠点、最先端の健診が受けられる施設などを整備する方針を示した。

22年度中に基本構想

 審査では「民設民営」によるスタジアム整備や民間施設の雇用創出効果を評価。一方、スタジアム整備費の半分以上に公費を充てることへの懸念のほか、JR秋田駅を中心とするまちづくりとの整合性を問う意見があった。

 イオンタウンの広報担当者は「パートナーに選定され大変ありがたい。市とさらに協議したい」と話した。穂積志市長は「市民や市議会の意見を参考に検討を重ねる」とコメントした。

 同社が示した具体的な建設費やスケジュールについて、市はまちづくりに関する予算案を提出する市議会6月定例会で公表する見通し。2022年度中の基本構想策定を目指す。

 外旭川地区の住民からは歓迎の声が上がった。外旭川地区振興会の中村茂会長(65)は「市場、スタジアム、商業施設の相乗効果が期待できる。県外からも人を呼べる地域となり、広く波及効果が生まれるのではないか。今後の動きを注視したい」と話した。

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