宿泊施設付きカフェ「kiwa」開業 1日3500円、月4万円で滞在可

オープンしたカフェラウンジ「kiwa」と末永さん

 山形県村山市に移住しながら3月に慶応大を卒業した末永玲於(れお)さん(23)=富山県出身=が、関係人口の創出に役立てようと、宿泊施設を併設するカフェラウンジ「kiwa(キワ)」を市内にオープンさせた。移住前は関係人口の1人だった末永さんは「市内外の多様な人が交わり、地域活性の新たな試みが生まれる場所にしたい」と意気込む。

空き家を改装

 20日に開店した。空き家になっていた各40平方メートルの市有施設2棟を改装し、1棟は20席のカフェバー、渡り廊下でつながる別棟は4部屋のシェアハウスとした。カフェは間貸しも行い、曜日によってスペイン料理屋やスナックとして営業する。

 シェアハウスは1日3500円、月4万円で滞在できる。既に研究調査の拠点にしたいという学生や、リモートワークで使いたいという会社員からの問い合わせがあるという。

 末永さんは新型コロナウイルスの影響で大学の講義がオンライン化されたことを受け、20年に横浜市から移住。21年に起業した関係・交流人口創出事業を手がける「ローカル・インキュベート」でカフェの運営を担う。

第二の家を目指して

 村山との出合いは大学1年。友人の代わりで入った都内のイベントのアルバイトで参加していた市職員や地元農家と知り合った。友人を連れて遊びに行くうちに、市の若者向けツアー企画やPR事業に携わるようになった。

 村山に通い詰める中で、気軽に中長期滞在ができる施設の少なさを課題に感じた。部屋を借りるのは難しく、ホテルでは費用がかさむ。「若者の再訪を促すには、『第二の家』のような場所が必要」と考え、構想を練った。

 異なる領域同士が接する「際(きわ)」をイメージした店名の通り、カフェには市内外から地域のまちづくりに取り組む若者が集まっているという。末永さんは「自分のように地域の課題解決に挑みたいという若者は今後も増えていくと思う。そういった人たちをつなぐ場所にしたい」と願う。

 営業日の詳細はホームページ参照。連絡先050(5604)1154。

「kiwa」のホームページ
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