東北電ネット、きょう初の「出力制御」 再生エネ事業者に発電停止を指示

東北電力本店=仙台市青葉区

 東北電力ネットワークは9日、電力の供給過多による大規模停電を避けるため、再生可能エネルギー事業者に発電の一時停止を指示する「出力制御」を10日に実施すると発表した。東北電ネット管内の東北6県と新潟県での出力制御は初。

 時間は午前8時~午後4時で、最大38万キロワットの発電を抑制する。対象は出力10キロワット以上の事業者で、家庭用太陽光発電は含まない。調整順を定めた「優先給電ルール」に基づき、東北電力の火力発電の抑制、他電力地域への送電なども実施する。

 電力は生産量と消費量を常に釣り合わせないと発電機の動作に支障が生じ、最悪の場合は大規模停電につながる。10日は好天で太陽光発電の出力の上昇が見込まれる一方、休日でオフィスの電灯や空調の需要が少なく、電気が余るという。

 東北6県と新潟県では昨年12月時点で太陽光725万キロワット、風力177万キロワットが連係されている。再生エネの固定価格買い取り制度(FIT)が導入された2012年度から太陽光は約19倍、風力は約3倍に増えた。

 離島などを除く本格的な出力制御は、2018年に九州電力が全国で初めて実施。9日には四国電力グループの四国電力送配電も同社として初めて実施した。

関連タグ

河北新報のメルマガ登録はこちら

企画特集

先頭に戻る