<アングル宮城>仙台・冷凍食品自販機が人気 非対面商法に活路

<注目>仙台市中心部で稼働する冷凍食品の自動販売機、その名も「ど冷(ひ)えもん」(右の2台)。電子マネーでも購入できる=青葉区中央
<工夫>冷凍された食品を梱包(こんぽう)する後藤佐知子オーナー(54)。工夫を凝らしたラッピングは宣伝の効果もあり、多くのリピーターがいるという=青葉区のAsian cafe♥Heart
<開拓>店頭、通信販売用の食肉とともに自販機用の牛タンが並ぶ冷凍庫。昨年7月の設置直後は1日100~200食が売れた。老舗が多い仙台でも新たな販路を切り開いた=若林区のバリューライフ
<関心>持続可能な開発目標(SDGs)に取り組む企業が商品を紹介する展覧会。冷凍自販機のブースも関心を集めた=若林区卸町

 ボタンを押すと出てくるのは、冷え冷えだけどうまそうな牛タン…。冷凍食品の自動販売機が仙台市内で増えている。長引くコロナ禍もあって「非対面」「24時間営業」が人気の理由。休業や時短営業にあえぐ飲食業界などでは救世主として期待される。

 「冷凍自販機」が登場したのは2021年1月。宮城県内では現在約80台が稼働している。ハンバーグやラーメンなど多彩な食品が手頃な値段で買えると人気だ。

 飲食店の「Asian cafe♥Heart」(青葉区)は21年末から店頭に設けた。食品メーカーと連携してスイーツや総菜を提供している。

 「解凍してフライパンで焼くだけ」。仙台名物の牛タンを売るのは、食肉加工・卸販売のバリューライフ(若林区)。好評の味を全国展開する予定だ。

 大手自販機メーカーのサンデン・リテールシステム東北支社(若林区)の阿久沢和彦支社長(54)は「好きな時に食べられるのが強み。食品廃棄ロスにもつなげたい」と、熱く冷凍を語る。
(写真映像部・川村公俊)

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