集え、若手クリエイター 宮城・加美に古民家アトリエオープン

 宮城県加美町宮崎地区に古民家を改修したアトリエ「Creative Hub(クリエーティブ・ハブ)加美」がオープンした。若手クリエイターの創作環境を提供し、コワーキングスペースとしての活用も見込む。

土間スペースは大型作品の制作に集中できる広さを確保した

高齢者や子どもが集う拠点にも

 空き家活用事業を展開する巻組(石巻市)が施設を整備し運営する。巻組は2020年6月、石巻にクリエーティブ・ハブの1軒目を開設。東京・原宿、島根県にある同様の施設と連携し、芸術家を招いている。

 施設は、築120年以上の木造古民家を、雰囲気を残しつつ機能的に改修し4月19日に開業した。面積は約130平方メートル。作品制作に使える土間スペースや作業台、シェアキッチンを取り付けた。コワーキングスペース向けに会議室やWi―Fi環境を整えた。

 利用者が滞在もできるように、2段ベッドを備えた部屋や浴室、洗面所などの宿泊施設も設けた。利用料は年会費が個人3万3000円、法人11万円。宿泊は1泊4400円。

 芸術大などの学生のインターンシップの場や、地元の高齢者や子どもが集う拠点も目指す。7月には島根県の地域看護活動団体から医師が訪問し、健康づくり支援を始める。

 巻組の渡辺享子代表取締役(34)は「町外から人材を誘致できるようサポートする。地域の高齢者との交流の場として定着させたい」と話す。

 加美町は巻組と21年6月に連携協定を結び、創造性豊かな若者や企業の誘致を進める。猪股洋文町長は「町を創作の場にして地域の方々も巻き込みたい。地域課題の解決にもつながるはずだ」と期待する。

 連絡先は巻組0225(24)6919。

開放的な打ち合わせスペース

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