東京五輪王者破りスケボー女子日本一に 仙台・中2の赤間凛音さん

大技の「バーレーグラインド」の精度を磨く赤間さん=4月27日、宮城県川崎町

 「パリ五輪金メダルは夢ではなく目標」。仙台市住吉台中2年の赤間凛音(りず)さん(13)=仙台市泉区=は昨年12月のスケートボード日本選手権女子ストリートで、東京五輪金メダリストの西矢椛(もみじ)さん(14)を破り初優勝した。2年後の世界の頂点が見えている。

目標はパリ五輪の金

 西矢さんらと代表争いをした昨年6月の東京五輪予選は、新型コロナウイルスの影響で十分な練習場所を確保できないまま臨んだ。中学入学時より身長が約10センチ伸びてバランス感覚を取り戻せず、思うように技を決められなかった。

 ライバルで仲良しの西矢さんが、表彰台の真ん中に立つ姿をテレビで見た。「うれしい気持ちもあったけど、自分がそこにいれなかったことが悔しかった」と振り返る。

 スケートボードを始めたのは4歳ごろ。父竜児さん(46)がサーフィンの練習用に持っていたスケートボードで遊ぶようになり、小学2年から仙台市内のスクールに通った。小学5年で初出場した日本選手権女子ストリートでは、いきなり2位に入賞した。

 中学入学後は週3回、宮城県川崎町の川崎スポーツパークで3時間練習を重ねる。土日は、設備の充実した新潟県村上市のスケートパークで技を磨く。

 得意技は「バーレーグラインド」。世界の女子トップ選手でも、ほとんど決められる人がいない大技だ。

 4月27日夜、川崎スポーツパークで赤間さんは何度転んでも起き上がり、滑り続けた。「凛音に世界の頂点を見せてあげたい」。努力を重ねて成長する娘を、竜児さんが見守っていた。

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