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(268)白牡丹(ぼたん)大河のひびき湛(たた)へをり/角谷昌子(1954年~)

 私の住む須賀川市の牡丹園は、江戸中期に牡丹の根を薬用にするため栽培されたのが始まり。その後俳人でもあった柳沼源太郎(俳号・破籠子(はろうし))が、精魂込めて整備し、昭和7年に国指定名勝を得た。牡丹の句はたくさん見てきたが、この句は百花の王といわれる牡丹を正面から堂々と詠んで景が大きいのが魅力。牡丹…

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秀句の泉

 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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