岩手・久慈沖で浮体式風力発電 東北電が可能性調査開始

東北電力本店=仙台市青葉区

 東北電力は12日、フランスの発電事業者「BWイデオル」と、岩手県久慈市沖での浮体式洋上風力発電事業の可能性調査を始めたと発表した。本年度いっぱいをかけ、現地の風の状況が発電に向くかなどを確認する。東北電が風車を海に浮かべる浮体式洋上風力の事業化を検討するのは初めて。

 イデオル社は風車を乗せる浮体部分の設計も手がける。東北電は秋田県の秋田、能代両港で建設工事中の洋上風力に加え、青森県の「つがる市・鰺ケ沢町沖」と秋田の「八峰町・能代市沖」での可能性調査に参画している。いずれも風車の土台を海底に固定する着床式。

 国は昨年9月、再エネ海域利用法に基づき、洋上風力の導入が将来的に有望視される「一定の準備段階に進んだ区域」に久慈市沖を指定した。久慈市は2018~20年度に現地調査などを実施し、水深110メートル以上の沖合が漁業などと両立可能な区域との見解をまとめている。

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