「家賃1万円」でお試し移住 岩手県、県営住宅の入居者募集

岩手県庁

 岩手県は16日、県外からの移住定住を希望する人を対象に、家電付きアパートタイプの県営住宅を月額1万円で賃貸する事業を始めた。貸し出すのは15戸で、入居者を募集している。入居希望者の収入基準はなく、3カ月以上住むことなどが条件。入居は7月1日以降で最長1年間住むことができる。

 「いわてお試し居住体験事業」と銘打ち、空いている県営住宅の有効活用を図る。入居要件は(1)県の公式交流サイト(SNS)などで県内での生活や魅力を発信(2)申請時に世帯主が18歳(高校生を除く)から59歳まで(3)3カ月以上の居住が可能-など。原則として先着順で入居者を決める。

 募集対象のアパートがあるのは内陸が盛岡、花巻、北上、奥州、一関、二戸各市と金ケ崎町の15団地。沿岸部は災害公営住宅を中心に釜石、宮古、大船渡、陸前高田各市と大槌、山田両町の13団地。

 アパートは築2~50年。団地によって間取りは違い1DKから3LDKの物件があるという。入居したい人は希望する団地と間取りを伝え、県が物件を確認する。盛岡市や宮古市では鉄道駅に近い物件もある。

 住宅には冷蔵庫、電子レンジ、全自動洗濯機、テレビ、エアコンなどを設置し、Wi-Fi環境も整える。敷金は不要。入居期間中は毎月、1人当たり県産米4キロを提供する。駐車場使用料や共益費、町内会費は入居者が負担する。

 県建築住宅課の堤孝臣住宅管理担当課長は「まずは安い家賃で住んでもらい、岩手に定住する足がかりにしてほしい」と話している。

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