地主屋敷で農家レストラン 秋田・羽後、土日限定50食ランチ人気

 秋田県羽後町の旧長谷山邸で土日だけオープンする「農家キッチンあるもんで」が今年の営業を始めた。かつての地主屋敷に上がり込んで食べる一日限定50食のランチが人気で、今シーズン最初の営業となった14、15日は完売だった。営業は11月まで。

歴史的な建造物の中でランチを楽しむ客=15日

 近所の農家の主婦4人が2020年6月、地区内の農家民宿で始めた。その後1人が加わり、昨年から旧長谷山邸で営業している。「あるもんで」という店名は、主に町内で収穫された山菜、野菜など身近に「あるもの」を食材に使っていることが由来だ。

 月ごとにテーマを決めており、今月は「春の山菜御膳」。山菜ご飯、タラノメやタケノコなどの天ぷら、ウドの酢みそがけなど、営業日ごとにメニューを少しずつ変えながら10品目を提供する。

 ランチは1200円で、ドリンク、デザート付きセットが1500円。予約制で土日の午前11時と午後0時半の2部制で営業している。祝祭日は開店しない。

 旧長谷山邸は、1882(明治15)年に建築された地主の邸宅を改修した町の交流施設。秋田市出身の舞踏家土方巽(1928~86年)を被写体にした写真集「鎌鼬(かまいたち)」の撮影地で、鎌鼬美術館が併設されている。

 ランチを楽しみながら重厚な建物を観覧できるのも魅力で、15日に夫婦で訪れた秋田市の無職土井新三さん(75)は「母の味でもあり、昔に戻ったような懐かしさを感じた。建物も素晴らしかった」と話した。

 10人以上の団体は土日以外でも別料金で受け付ける。連絡先はあるもんで090(7796)0991。

河北新報のメルマガ登録はこちら

企画特集

先頭に戻る