日本サッカー協会の宮本恒靖理事(45)が23日、仙台市役所で記者会見し、6月8~12日に仙台市のユアスタ仙台でU-16(16歳以下)の国際大会「インターナショナルドリームカップ」を開催すると発表した。
新型コロナウイルスの影響で、3年ぶりの開催。前回大会を制した日本と、韓国、メキシコ、ウルグアイの4カ国が、1回戦総当たりで優勝を争う。全試合入場無料。
コロナ下で国際試合が限られる中、宮本理事は「(大会を通し)選手の血となり肉となり将来に還元される。文化交流で人格形成にもつながる」と強調。仙台開催は4度目で「仙台にはサッカーがしっかり根付いている。若い選手に見てもらい、成長の機会につなげてほしい」と語った。
U-16日本代表の森山佳郎監督はビデオメッセージで「ワールドカップ(W杯)で4強、8強を狙う国が集まった。グラウンドで力を発揮し、熱いゲームを届けたい」と話した。
U-16国際大会の発表で仙台市を訪れた日本サッカー協会の宮本理事が23日、河北新報社の取材に応じた。育成年代の強化の在り方や11月のW杯への期待感を聞いた。(聞き手は佐藤夏樹)
-U-16国際大会を3年ぶりに開催する。
「ぶつかったときの衝撃やピッチ上の相手の表情など、小さいところから感じることが大きい。高校では3年生が出る大会が多く、(下の年代にとって)真剣勝負の場は大事だ」
-青森山田高など東北の育成年代も結果を出している。
「育成年代は強いチームをつくることだけが正解ではなく、5年後、6年後に息の長い選手生活を送れているかという評価基準も大事。指導者も年代ごとに専門性が必要になる」
「(G大阪ユース監督時代は)サッカーだけをするなと伝えていた。サッカー以外の幅を持たないと駄目だ。みんながプロになれるわけではない。今回のような国際大会は、すごいインパクトとして残る。人としての引き出しにつながる」
-A代表は11月にW杯を控える。
「(1次リーグで)ドイツ、スペインを乗り越えないと、8強にはたどり着けない。真剣勝負で何ができるか示したい。今はいろいろな経験を積み、スピード感やフィジカルが上がっている。センターバックの大型化も進む。育成年代からの強化が実っている」
-東日本大震災の復興支援活動を含め、東北のサッカー振興の見通しは。
「震災後、選手として仙台の小学校を訪問し交流した。その経験も踏まえ、東北のサッカーが盛んになることは重要だと感じている。(19年の)Jヴィレッジ(福島県楢葉町、広野町)再開も含め、震災前の形に戻していこうという流れになっている。4種(12歳以下)からシニアまで、数多くの大会を開きたい」
-コロナによる事業への影響は。
「(選手、指導者らの)サッカーファミリーの登録数が少し減っている。よりたくさん人を集める取り組みを考えている」
[みやもと・つねやす]1977年、大阪府生まれ。95年にG大阪ユースからトップチームに昇格。日本代表として02、06年のW杯2大会に出場した。11年に引退後、国際サッカー連盟(FIFA)が運営する大学院、FIFAマスターを修了。18年7月~21年5月、G大阪監督を務めた。22年3月から現職。
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