(294)逢ひたくて蛍袋に灯をともす/岩淵喜代子(1936年~)
知人からカンパニュラをいただいたので、季語かしらと調べてみたらホタルブクロのことでした。カンパニュラは小さな鐘の意味。淡いピンクの釣り鐘の形の花の中に、黄色いおしべがそっと収まっています。蛍袋の名は…
関連リンク
- ・(293)生くるとはえらべるひとつえごの花/仁科 淳(1971年~)
- ・(292)草に木に雨のあがりし馬祭/小原 琢葉(1921~2020年)
- ・(291)きよお!と喚(わめ)いてこの汽車はゆく新緑の夜中/金子 兜太(1919~2018年)
- ・(290)見の限り山衰ひぬ懸り藤/高橋睦郎(1937年~)
- ・(289)陰(ほと)に生(な)る麦尊けれ青山河/佐藤 鬼房(1919~2002年)