(297)夏草をはがし太古の遺跡掘る/大関靖博(1948年~)
夏はさまざまな植物が勢いを増しますが、地に生い茂る夏草もその一つです。みしみしと地面を埋め尽くすように伸びる緑の葉。それを取り除いて遺跡を掘っています。「はがす」という言葉は面を捉えた表現です。発掘作業の最初にはびこる夏草をすっかり取り除いたのでしょう。そこだけぽっかりと黒い地面が見えています。遺…
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- ・(296)朴散華即ち知れぬ行方かな/川端茅舎(1897~1941年)
- ・(295)戦死せり三十二枚の歯をそろへ/藤木 清子(生没年不明)
- ・(294)逢ひたくて蛍袋に灯をともす/岩淵喜代子(1936年~)
- ・(293)生くるとはえらべるひとつえごの花/仁科 淳(1971年~)
- ・(292)草に木に雨のあがりし馬祭/小原 琢葉(1921~2020年)
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