(310)水族館の夜に陸族ひとり視(み)られ/赤野四羽(1977年~)
来場者で賑(にぎ)わう昼間の水族館。そこでは人間は水槽の中を見る側、水中の生き物は人間から見られる側だ。ところが人もまばらとなった夜の水族館では、その関係が逆転する。圧倒的多数の「水族」たちの視線に…
関連リンク
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- ・(307)かたつむりゐなくなるまでゐてやれず/野口 る理(1986年~)
- ・(306)かき氷黙つてみづになつてをり/辻 美奈子(1965年~)
- ・(305)かはほりや求むるものは定かならず/一力 五郎(1902~1947年)
「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。