ベガルタ、3発圧倒 守備も光って7試合ぶり無失点

仙台―甲府 前半25分、仙台・中島(中央)がゴール左から先制のFKを決めチームメートから祝福される(坂本秀明撮影)

 明治安田J2第25節(6日・ユアスタ仙台ほか=11試合)仙台は甲府を3-0で下し、2連勝とした。勝ち点47で順位は3位のまま変わらず。

 秋田は首位横浜FCと1-1で、山形は長崎と1-1で引き分けた。岩手は琉球に0-1で敗れた。

 仙台が快勝した。前半25分、中島がペナルティーエリア手前のFKを右足で決めて先制。38分に左クロスに中山が合わせて引き離した。後半34分には敵陣でセカンドボールを回収し、名倉がダメ押しした。守ってはハイプレスが機能し、無得点に抑えた。

仙台―甲府 前半25分、仙台・中島(右)がゴール左から先制のFKを決める(坂本秀明撮影)

攻撃狙い通り、流れ渡さず

 2戦連続の3得点、7試合ぶりの無失点。仙台が盤石の試合運びを見せた。

 狙い通りの攻撃がはまった。甲府の最終ラインが2列目の選手に食い付いてくるのは分析済み。サイドバックが相手のウイングバックを引き寄せることで、その裏に味方が走って押し込み、ペースをつかむ。先制のFKを獲得した場面も、スペースへのこぼれ球を回収したことで前進した。

 「前半からうまく収まった。パスがスムーズで人も流動的に動き、攻撃の時間が増えた」と中山。自ら2点目も決め、納得の表情だ。

 立ち上がりは想定より、相手DFの食い付きが甘かった。それでも「冷静にボールを動かした」(原崎監督)。無理に背後を狙わず、足元にパスを入れてリズムをつかむ。時間の経過とともに、じれたように相手が出てきたところを的確に狙った。

 先制して相手を前掛かりにさせると、ロングボールのセカンドボール回収をきっかけに、追加点とダメ押し点を挙げる。ハイプレスからのショートカウンターでも何度も好機をつくり、流れを渡さない。90分通し、攻守で圧倒し続けた。

 白星のなかった6月の鬱憤(うっぷん)を晴らすように、7月は2連勝スタート。巻き返しへ、勢いが出てきた。(佐藤夏樹)

攻め続けて2連勝 反転攻勢へチーム再加速

 チャンスに何度スタジアムが沸いただろうか。仙台が攻め続けて甲府を圧倒し、3-0で快勝した。

 ボールを保持して押し込むも、シュートまでつながらないもどかしい展開を打開したのは前半25分。自らが倒されて得たFKを中島が直接蹴り込んで先制した。

 同じ位置から右隅に決めた5月の金沢戦とは違い、今回は左上を狙ってネットを揺らした。中島は「いいイメージを持ってキックできた」と振り返る。38分には内田のクロスに中山が合わせてリードを広げる。後半34分には途中出場の名倉が3点目を奪った。

 前節町田戦は、3点リードから終盤に2失点し、猛追を許した。最終ラインを統率する平岡が、この試合に向け「ラスト15分をいかに最初と同じ強度でやれるかというのも問われる」と課題に挙げていた守備面でも結果を出した。最後まで気を緩めることなく守り、7試合ぶりに無失点で試合を締めた。

 約1カ月半ぶりに2試合連続で勝ち点3を積み、勝ち無しの6月を経て、7月は2戦2勝。横浜FCと新潟が足踏みし、J1への自動昇格圏も再び射程に入った。「試合が多いので、ここで勝ち点を重ねて上位にプレッシャーをかけられるように、全勝したい」と中島。反転攻勢を期すチームが、再加速を始める。(射浜大輔)

仙台―甲府 前半25分、ゴール左から先制のFKを決め喜ぶ仙台・中島(坂本秀明撮影)
仙台―甲府 前半25分、ゴール左から先制のFKを決め喜ぶ仙台・中島(坂本秀明撮影)
仙台―甲府 前半38分、仙台・中山(右)が左クロスを合わせゴールを決める(坂本秀明撮影)
仙台―甲府 後半34分、仙台・名倉(左から2人目)がシュートを決め、3-0とする
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