(336)点滴や梅雨満月の高さより/石寒太(1943年~)
病院のベッドに横たわり、自分の手首には点滴がつながれています。細い管は見上げる高さのパウチから伸び、その向こうには窓が、そして梅雨時期の満月が目に入ります。句は倒置法で、月と同じ高さから点滴が落ちて…
関連リンク
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「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。