河北抄(8/3):きょう8月3日は「はちみつの日」。スーパ…

 きょう8月3日は「はちみつの日」。スーパーには安価な中国産の蜂蜜が並ぶ。明治期にセイヨウミツバチが導入されて発展した日本の養蜂も、国内自給率は下がり続けて6%ほど。健康志向で需要が高まり、供給は外国産頼みだ。

 「ウクライナは有数の生産国で質も高いんです」。そう教えてくれたのは、仙台市青葉区の定禅寺通に店を構える蜂蜜専門店「武州(ぶしゅう)養蜂園」の弘田彩香店長(38)。ウクライナ産も扱っているが、ロシアの侵攻が影を落とす。蜂蜜の輸入は戦火をかいくぐりながらの船便次第。「入荷ペースが例年より遅い」と心配顔だ。

 各国の蜂蜜が並ぶ中にウクライナ産があった。750グラムの大瓶で2400円。明かりに透かしてみると琥珀(こはく)色に輝いた。売り上げの一部は今回の侵攻の人道支援に寄付される。賛同して買い求める客も多く、在庫は残りわずかだとか。

 ウクライナの人々は毎朝、さゆで割って蜂蜜を飲むという。いまは夜も空襲警報が鳴る戦時下、朝の憩いもままならないだろう。ミツバチではなくロケット弾が飛び交う花畑を思っても、胸が痛む。

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