島内4番の仕事 東北楽天、逆転勝ちで同率2位浮上

6回東北楽天1死満塁、島内が逆転の左前2点適時打を放つ(佐藤将史撮影)

 東北楽天が逆転勝ちで同率2位に浮上した。

 2点を追う一回に島内の適時打で反撃。1-3の六回は西川の適時打で1点差に迫り、島内の2点打で試合をひっくり返した。先発辛島は今季自己最多の8安打を浴びながら5回3失点にまとめた。2番手酒居が今季初勝利を手にし、九回に登板した松井裕が20セーブ目を挙げた。

 ロッテは先発佐々木朗が六回に崩れ、今季最多タイの5失点で2敗目を喫した。

(勝)酒居16試合1勝1敗
(S)松井裕33試合1勝2敗20S
(敗)佐々木朗14試合6勝2敗
(本)中村奨9号(1)(西口)

島内、朗希攻略 2適時打で3打点 

 東北楽天の4番島内が、ロッテの佐々木朗を打ち崩した。

 2点を追う一回。2死二塁で初球のフォークボールを中前に運び、すぐに1点を取り返した。「積極的に打ちたいと思っていたので、一発でヒットになって楽になった」と波に乗った。

 雨が降りしきる六回もバットは火を噴く。西川の適時打で1点差に迫り、さらに小深田と浅村の連打で回った1死満塁の好機。「併殺を打つくらいだったら三振でもいいや」。そう割り切り、2ボール2ストライクから甘い156キロ直球を捉えると、強い当たりが三遊間を抜ける。逆転の2点打で佐々木朗をKOした。

 「令和の怪物」には一目置いている。適時二塁打を放った昨年10月7日の試合で出た一言は「君は化け物か」。前回顔を合わせた今年7月1日は「今日は4三振を覚悟していた」。今季は2試合で5打数無安打。内訳は4三振に併殺打と完璧に封じられていた。

 2本の適時打で嫌なイメージは払拭できたのか。「苦手なピッチャーしかいないので、ちょっと何とも言えない」とおどけつつ「取りあえず打っておいて良かった」と充実感がにじむ。

 チームは6度目の対戦にして初めて佐々木朗に黒星を付け、同率2位に浮上した。一時は貧打にあえいでいたものの、気付けば総得点347はリーグ最多。その中心には紛れもなく島内がいる。(斎藤雄一)

9回、マウンドに上がった 松井裕(伊深剛撮影)
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