河北抄(8/4):「今年はどう? まだ集まれない?」 中…

 「今年はどう? まだ集まれない?」

 中学時代の同級生のグループLINE(ライン)は、この数日、お盆のクラス会を復活させるか、復活したら出席できるかを巡って、やりとりが続いている。

 コロナ禍前は古里を離れたメンバーの帰省日程をLINEで調整していたが、今回は地元組の意向がテーマ。何人かは高齢の親と同居し、実際に介護もしている。会食は慎重にならざるを得ない。

 せっかくの行動制限のない夏休み。若い頃と違って自由が利かないのはもどかしいが、改めて友達のありがたみを感じ始めたのもやはり年齢のせいだろう。

 内閣府が日米欧の60歳以上の男女を対象に親しい友人の有無と人数を聞いた調査で、「いない」と答えた日本人男性は約4割に達し、日本人女性や他の国々の男女に比べ突出して多かったという。

 友人の少なさは心の健康状態や生活満足度を低下させ、特に「いない」場合は排外主義的な意識を高めるとの分析もある。偏狭なオッサンにならないためにも準備は必要らしい。思いやりと節度を大切に、交際の幅を保ちたいものだ。

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