お尻がはみ出して計れません ホッキョクグマの豪太に大型体重計購入へ 秋田・男鹿水族館

 国内最大級の雄のホッキョクグマ、豪太(18)を飼育する男鹿水族館GAO(男鹿市)は、成長に伴い体重計のサイズが合わなくなったことから、より大きな体重計を導入する。体重は、体調の変化や病気の早期発見につながる重要な情報とされ、飼育担当者は「より良い飼育環境を整えたい」と意気込む。

体重計を設置する床の白い枠からお尻がはみ出す豪太(男鹿水族館提供)

 同館で飼育しているホッキョクグマは豪太とユキ(22)、2頭の間に生まれた雄のフブキ(1)の3頭。中でも豪太は推定体重約350キロで、国内の動物園や水族館の中でも体が大きいことで有名だ。

 現在使用している体重計の大きさは縦1.1メートル、横1.3メートルで、体重測定の際に寝床の一角に設置する。飼育員が近づいて誘導することはできないため、小窓の向こう側から声掛けして体重計の上に乗せる必要がある。

 豪太は体重計の位置で待つことができるものの、座った時に体の一部がはみ出してしまう。230キロになったフブキも成長に伴い、使用できなくなることが想定される。

 ホッキョクグマは年間を通じて体重の変動が激しいのが特徴。雄は繁殖期に、雌は出産前に絶食して体重が減る傾向がある。年間を通じた変動を把握することで、適切な餌の量や治療時の投薬量を判断できる。

 同館は、7月13日からクラウドファンディング(CF)で必要経費を募り、同18日に目標金額の200万円に達した。新たな体重計の大きさなどは今後検討し、11月26日の豪太の誕生日にプレゼントする。

 CFは8月31日まで継続し、上回った分は同館の飼育環境の整備や必要機材の購入などに充てる。担当者は「CFをきっかけに動物の健康管理の重要性を知ってもらえればうれしい」と話す。

 寄付はCFサイト「レディーフォー」で受け付ける。1口3000円からで、返礼品は入館券やオリジナルグッズ、男鹿市の特産品など。連絡先は同館0185(32)2221。

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