心明るくストリートピアノ、仙台七夕まつり引き立てる 画家志望の美大生がペイント

明るくペイントされたピアノの前で談笑する木村さん(左)と武内さん=仙台市宮城野区

 仙台七夕まつり期間中の6~8日、仙台市青葉区中央のクリスロード商店街近くにストリートピアノが設置される。画家を目指す学生がペイントを施したアップライトピアノを、訪れた人々に弾いてもらう。関係者は「音楽と美術が融合した、すてきな空間を演出したい」と期待する。

 青葉区で音楽教室を主宰する武内園子さん(57)が「見る人、聴く人そして演奏する人を元気にしたい」と企画した。楽器は、小学生だった50年ほど前に祖父から贈られたヤマハ製で、東京芸術大で油絵を学ぶ木村直人さん(25)が今月1~3日にペイントした。

 木村さんは川崎市在住で、世界を舞台に活躍するピアニスト小川典子さんの、おい。武内さんが仙台フィルハーモニー管弦楽団事務局の知人に企画を相談したところ、同楽団との共演もあった小川さんを通じて実現した。知人と武内さんの子どもが木村さんと芸大入学同期の音楽家という縁もあった。

 ピアノは水性のスプレー塗料で塗装。木村さんは「仙台が持っている新緑のイメージを生かしたかった」と、あえて新奇なデザインはせず、緑や青、レモン色などを使って古典的な表現を心がけた。

 木村さんにとって、音楽は子どもの頃から身近なもの。「華やかな七夕飾りとピアニストを主役に、ペイントしたピアノが引き立て役になれば」と話す。

 武内さんは「新型コロナウイルスや戦争、元首相銃撃など暗いニュースが続いている。ピアノから明るい音色があふれ出し、少しでも心華やぐ時間を演出したい」と期待している。

 ピアノサロン「ルフラン」中庭に設置し午前10時~午後6時半に演奏可能。期間中、仙台を拠点に活動する音楽家の演奏も予定している。

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