伊達政宗の顔、40年ぶりに復元 頭骨模型をCTスキャン、隻眼も忠実に

展示されている政宗の復顔像

 仙台藩祖伊達政宗の顔を最新技術を駆使してよみがえらせた「復顔像」が、仙台市青葉区の市地下鉄東西線国際センター駅1階にお目見えした。政宗の顔の復元は約40年ぶりで肌の質感や髪形に加え、隻眼が忠実に再現された。15日まで展示されている。

 復顔像は繊維強化プラスチック(FRP)製で、顔の長さは約25センチ。第18代当主伊達泰宗さん(63)の意向で、肖像画のように装束を身に着けて座る姿のお披露目となった。

 制作は、NHKがテレビ番組の企画で泰宗さんに打診したのがきっかけ。政宗の霊廟(れいびょう)「瑞鳳殿」(青葉区)が所蔵する政宗の頭骨模型をCTスキャンし、復顔技法に詳しい京都芸術大の戸坂明日香准教授が2021年7月に完成させた。

 瑞鳳殿の資料館にある1980年以降完成の「復元容貌(ようぼう)像」は隻眼ではなかった。瑞鳳殿によると、国立科学博物館(東京)が頭骨模型を解析した際、目のくぼみの高さが左右で2ミリ異なり、隻眼だったことが分かったため、今回の復顔像に反映させた。

 展示は伊達家と瑞鳳殿、仙台市の主催。政宗の誕生日とされる3日に現地であった除幕式で、泰宗さんは「威厳に満ちた表情を見て、独眼竜の真の姿を世に伝えよ、と命令されたように感じた。子孫として歴史を守り、未来を発展させたい」と語った。

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