滝中自滅、5回途中5失点 東北楽天3位に後退

 東北楽天は長打攻勢に屈し、3位に後退した。

 先発滝中は五回途中5失点で7敗目。一回にデスパイネの適時二塁打などで2点を先取され、五回はデスパイネと中村晃に連続被弾。七回には3番手安楽が甲斐に2点三塁打を浴びた。打線は島内が三回にソロ、七回に2ランを放って反撃したが及ばなかった。

 ソフトバンクは連敗を2でストップ。打線が12安打と活発だった。

(勝)松本24試合4勝
(敗)滝中12試合2勝7敗
(本)島内9号(1)(杉山)10号(2)(津森)デスパイネ6号(2)(滝中)中村晃3号(1)(滝中)

得意のタカに「慎重になり過ぎて空回り」

 「お得意様」相手に崩れた。対ソフトバンクは通算8試合で5勝無敗、防御率1・96だった東北楽天の滝中が5失点でKO。「イニングを投げることができず申し訳ない」。今季2度目となる五回未満での降板にうなだれた。

 一回から不安定だった。厳しいコースを狙った球が外れ、2四球で2死一、二塁のピンチを招く。デスパイネの二塁打で先制点を献上後、中村晃もフルカウントから歩かせると、松田の内野安打で点差を広げられた。自滅に近い内容に「慎重になり過ぎて空回りしてしまった」と表情は険しい。

 二、三回も得点圏に走者を背負い続け、計74球を要して何とか無失点でしのいだ。四回を三者凡退で終えてようやくリズムをつかみかけた直後、再び落とし穴が待っていた。

 五回、先頭柳田に右前打を浴びて打席にはデスパイネ。1ボール1ストライクで投じた140キロ直球は、捕手炭谷の構えとは逆の外角へ向かった。「一番やってはいけないところで失投になってしまった」。打球が右中間テラス席へ吸い込まれると、両膝に手を突いて肩を落とした。続く中村晃にも直球を右翼席へ運ばれ、この回1死も奪えずに交代を告げられた。

 チームは約3カ月ぶりの3連勝を逃し、5月13日から続く金曜日開催試合の連敗は12に伸びた。カード初戦を落とし続ける悪循環から抜け出さない限り、混戦のペナントレースを抜け出すのは難しい。(斎藤雄一)

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