無料抗原検査キット20万回分準備 宮城県が新設の配送・陽性者登録センター

 宮城県が5日に出した新型コロナウイルスの「みやぎBA・5対策強化宣言」で、新たな取り組みの柱となるのが県庁内に設けた「検査キット配送・陽性者登録センター」だ。発熱外来の負担を減らすため、県や仙台市の医師会が設置を求めていた。無料の抗原検査キットは約20万回分を準備し、当面は1日1000回分の申し込みを受け付ける。

 県と市が共同運営するセンターは5日午後3時の稼働直後から検査キットの申請が相次ぎ、約2時間で当日分の枠がなくなった。6日以降は正午から受け付ける。設置期限は宣言と同じ31日の予定。

 センター運営のイメージは図の通り。症状が軽度で基礎疾患などの重症化リスクがない2~64歳の県民が対象で、ウェブサイト「みやぎ電子申請サービス」で申し込む。検査キットは1~2日後に自宅に届き、陽性であれば検査結果の画像と本人確認書類を添えて同サービスでセンターに報告する。外出せずに一連の手続きを完結できる。

 県が県内各地で実施する無料検査で陽性が判明した無症状者も、同様にセンターへ報告する。

 流行の第7波による感染急拡大や濃厚接触者になったスタッフの自宅待機により、医療機関の人手不足が深刻化する。「救急搬送困難事例」も急増し、県は救急車を呼ぶかどうか迷った場合はかかりつけ医に相談するか、夜間・休日は救急相談ダイヤル「♯7119」や小児救急電話相談「♯8000」を利用するよう呼びかける。

 国のシステムで療養証明書を取得できることから、医療機関で診断書などの発行申請を控えるよう要請。濃厚接触者の待機期間解除の際、「念のため」に検査を受けないことも求めた。

 村井嘉浩知事は「重症者や高齢者を守るため、医療機関の負担軽減に協力をお願いする」と訴えた。

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