(345)炎昼へ製氷の角(かく)おどり出る/秋元 不死男(1901~1977年)
炎昼は真夏の炎天下の真昼のことです。太陽が最も高く輝き、その下の私たちをじりじりと焼いていきます。この言葉は俳人の山口誓子が句集の名前として使い、広まった季語だそうです。季語を調べるときは歳時記を開…
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