(341)甲虫の黒きに赤ん坊汗す/斎藤 玄(1914~1980年)
「汗す」がいい。ジーッとカブトムシを見つめる赤ちゃん。カブトムシは昼間はあまり動かない。カブトムシが動かない様子に赤ちゃんもたじろがず見入っている。だが、赤ちゃんの不動の視線にびびってカブトムシが動…
関連リンク
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「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。