浴衣レンタル予約殺到、屋外ステージ周囲に人垣 仙台七夕、盛況のまま幕

 3年ぶりに通常に近い規模となった仙台七夕まつりは、最終日の8日までにぎわいが続いた。街歩き用の浴衣を貸す店や屋外ステージを設けた寄席などが特に混雑。商店街関係者は「七夕効果」を久々に実感した。

七夕見物の人波は最終日も続いた=8日午後1時30分ごろ、仙台市青葉区中央2丁目

 今年は七夕飾りの下で浴衣を着たカップル、女性グループが目立った。予約制で浴衣を貸す「梅らぶ」(青葉区)は、一番町のホテルに着付けスペースを設けた。中野由美代表(54)は「予約の電話がひっきりなしに鳴った」とうれしい悲鳴。当日の予約を制限するほどの盛況ぶりだった。

 青葉区一番町の常設寄席「魅知国(みちのく)定席(じょうせき)花座」は6、7の両日、屋外ステージを開設。落語や和太鼓を披露すると、周囲に人垣ができた。スタッフ菊地真美さん(35)は「県外客も多く七夕の集客力はすごい」と驚いていた。

 東二番丁通では、東北の夏祭り会場を巡る観光バスが頻繁に行き来した。ガイド佐々木千賀さん(54)は「家族連れが目立った。いい表情で、楽しんでくれたようだ」と安心した様子。日本在住の外国人客も多く、英国出身で山形県庁勤務の20代女性は「初めてだが、きれいで素晴らしい。訪日客が戻ってきたら、ぜひ勧めたい」と声を弾ませた。

 JR仙台駅にある市観光情報センターによると、仙台七夕花火祭があった5日を含めた期間中、センターを訪れた人は2021年の3・5倍。コロナ禍前の19年とほぼ同じだった。

 市内の宿泊施設も活況。ANAホリデイ・イン仙台(若林区)は5~8日の客室稼働率が21年より40%増えたという。

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