仙台七夕は19年から微増、ねぶたと竿燈は大幅減 東北三大祭りの人出、明暗

 仙台七夕まつりが8日閉幕し、青森ねぶた祭(2~7日)、秋田竿燈まつり(3~6日)と続く東北三大祭りが終わった。人出は仙台七夕まつり(6~8日)が新型コロナウイルス禍前の2019年に比べて微増したが、青森ねぶた祭が6割減、秋田竿燈まつりが4割減と大幅に落ち込んだ。

 中止、縮小を経て3年ぶりに通常規模となった七夕まつりは、曜日が土、日、月の「当たり年」でもあった。天候も8日午後の雨以外は比較的穏やかで、最高気温は初日24度、2日目27度と30度以下。3日間の人出は225万人(主催者発表)で、外国人客が多かった19年(火~木曜)よりも1000人増えた。

 主催する協賛会の担当者は「ツアー客は回復しきれていない印象だが、県外ナンバーの車が目立った。交通の便がいい『地の利』が幸いしたのではないか」と推測する。

 ねぶた祭は6日間で計105万人で、19年比180万人(63・1%)減。青森観光コンベンション協会によると、密を避けるため、ねぶたの運行を一つのエリアにとどまる方式からコースを流れる方式に変えた。例年より短時間で観覧を終えた人が多く、人出のカウントにも影響したという。

 同協会の六角正人専務理事は「数字だけ見れば少ない印象を持たれかねないが、飲食店やタクシーの状況を見るとコロナ禍前に引けを取らない人出、経済効果があった」と指摘する。

 竿燈まつりは78万2000人で19年比52万8000人(40・3%)減。秋田市観光振興課によると、感染対策で観覧席などの収容人数を減らした影響などがあった。

 同課の担当者は「今年は観光需要の動向が見通せず、具体的な予測が立てられなかった。ウィズコロナの祭りをどう運営すべきか、今後も手探りが続くだろう」と話した。

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