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(366)移り行く二百十日の群鴉/高浜 虚子(1874~1959年)

 本日は9月1日、暦の雑節で二百十日という日に当たり、別名は厄日です。謎の数字は春分から数えての日数で、稲が開花を迎える頃の台風が頻繁に来る時期として、油断せぬよう暦に載っています。また、昭和になってからは防災の日として設定されました。これは関東大震災の日に当たるためです。掲句では二百十日の空を鴉(…

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 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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