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(367)百萬(まん)の御霊(みたま)ぞ航(わた)る天河原(ティンガーラ)/渡嘉敷皓駄(1943年~)

 「ティンガーラ=天の河」の注がある。作者は沖縄の季語と言葉で俳句を作る。音読すると「てんのかわら」が「ティンガーラ」で、日本本土と沖縄の言葉が近くに感じる。何より響きが美しい。「百萬の御霊」は亡くなった多くの人ということで、先の沖縄戦の犠牲者のことも思われる。先祖を敬う文化が象徴的な沖縄、満天の星…

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秀句の泉

 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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