(377)目つむればここまでが指そこから桃/黒岩 徳将(1990年~)
哲学者の廣松渉は、「身体的自我は知覚的世界の全域にまで拡大・伸長されうる」(『世界の共同主観的存在構造』)と述べた。桃に触れている「指の感覚」はアメーバ的で、指に触れている「桃の感覚」と混然一体としている。しかし目をつぶり経験を反省してみると「指」といういつも変わらない身体のパーツに生じている刺激…
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- ・(376)秋暑けふわれも土俵に塩撒(ま)きたし/津高 里永子(1956年~)
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- ・(374)筆硯(ひっけん)に多少のちりも良夜かな/飯田蛇笏(1885~1962年)
- ・(373)匍匐(ほふく)して花野に斃(たお)れ帰らざる/井口 時男(1953年~)
- ・(372)天高し高天原の記紀神話/大高 霧海(1934年~)
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「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。