事務職の人材派遣、仙台圏で展開 リクルートG、無期雇用スタッフとして採用

 人材派遣業のリクルートスタッフィング(東京)は、宮城県内で事務職として働く若年層向けの人材派遣サービスを始めた。事務職は企業による正社員の募集が少ない「狭き門」。同社が求職者を無期雇用派遣スタッフとして採用し、派遣先での就業を通じてキャリア形成を支援する。

宮城と福岡に拡大

 今年8月、仙台圏の企業で就労できる求職者の募集を始め、オンラインで面接などを実施。10月から順次、採用者の配属先を決める。

 同社は2015年以降、東京、大阪など8都府県で若年層向けの無期雇用派遣サービス「キャリアウィンク」を始めた。今回、求職者や派遣を希望する企業が増えつつある宮城、福岡県に事業エリアを広げた。

 無期雇用派遣制度は15年施行の改正労働者派遣法で創設された。求職者にとっては雇用と収入が安定し、派遣元で研修を受けてスキルアップできるメリットがあるという。

 厚生労働省によると、今年6月の有効求人倍率(季節調整値)は1・27倍。新型コロナウイルス禍からの回復基調が続き、人手不足感が高まる一方、事務職は0・39倍にとどまっている。オフィスのシステム化や正社員としての事務職採用を減らしたことが要因となり、求職者にとって狭き門となっている。

 同社ではキャリアウィンク事業を通じて約3000人が就業中。累計で約300人は派遣先に直接雇用された。服部高明・東北支社長は「コロナ禍を経て回復途上にある地域経済に寄与したい」と狙いを語る。

 連絡先はリクルートスタッフィング仙台支社022(227)8800。

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