(402)逆回りできる地球儀鳥渡る/長峰竹芳(1929年~)
私たちが住む惑星、地球は自転しています。方向は西から東への回転です。売られている地球儀には北極から南極に通る軸があり、くるくると動かすことができますが、回る方向は自由です。地球儀としては当たり前ですが、実際にはあり得ない不思議な回転でしょう。秋になり渡ってくる鳥たちの方向感覚は地球の磁場や太陽の位…
関連リンク
- ・(401)曼珠沙華二三本馬頭觀世音/寺田寅彦(1878~1935年)
- ・(400)長き長き霧笛そして爺になる/橋本喜夫(1957年~)
- ・(399)玄関を出てあきかぜと呟きぬ/池田澄子(1936年~)
- ・(398)「月光」旅館/開けても開けてもドアがある/高柳重信(1923~1983年)
- ・(397)稲無限不意に涙の堰(せき)を切る/渡邊白泉(1913~1969年)