車線食い違いで事故相次ぐ 会津若松の国道交差点 東北整備局、改良へ調査設計

郡山方面に向かう国道49号の中央寄り右折専用車線からの情景。対向の右折専用と直進の間の白線が正面に見える(写真の一部を加工しています)

 交差点上の車線が分かりづらい形状になっているため交通事故が多発しているとして、東北地方整備局郡山国道事務所は本年度、福島県会津若松市一箕町亀賀の国道49号北柳原交差点を改良する調査設計を実施する。設計完了後、速やかな着工を目指す。

 国道事務所によると、東へ向かう中央線寄りの直進車線が、西進の中央線寄りの右折専用車線に向かうような食い違いが生じて、会津若松市中心部へ向かう右折車両が絡む事故などが多発しているという。

 現場の国道49号は1975年3月に片側1車線、幅員13・5メートルで開通した。92年に片側2車線、幅員24・5メートルに拡幅され、2005年に、幅員はそのままで、直進車線を0・5メートルずつ狭くするなどして東進の右折車線を1車線から2車線に増やした。「拡幅や車線の増設などの改良の過程で、食い違いが生じてしまった」(国道事務所)とみられる。

 福島県警交通企画部のまとめでは、北柳原交差点で16年に4件の人身交通事故が発生。以降、昨年まで2件、5件、5件、1件あった。19年には1人が亡くなる死亡事故も起きた。昨年、県内で最も人身事故が多かった交差点は、国道4号と市道が交わる福島市の黒岩交差点で、7件発生した。

 調査設計の予算は1500万円。県警などとの協議を経て年度内に設計を完成させる予定。国道事務所は「危険な食い違いの状態を早く解消したい。西進の車線をずらすなどの工夫をして来年度以降、早く着工したい」と話している。

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