<祖国どこに 中国残留邦人2世(2)自助> 1世から介護の依頼が相次ぐ
●気持ちを理解
9月下旬の夕刻、山形県天童市の中国残留邦人1世大沼冨美子さん(81)は市営住宅の薄暗い居間のテレビで、中国ドラマを見ていた。
日本語が分からず、家族以外と話す機会はほとんどない。家にこもり、朝から晩まで中国の衛星放送を見て過ごす日もある。
台所では残留邦人2世で山形市の介護ヘルパー小…
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