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存在すら確認できない「容疑者X」 裁判員裁判で浮き上がる異様ぶり 宮城・闇サイト殺人<傍聴席>

 インターネットを介して面識のない2人が殺人を依頼、請け負ったとされる事件の仙台地裁での裁判員裁判は、仲介役となった氏名不詳の「容疑者X」の異様ぶりを浮き上がらせた。いまだに捜査の手が及ばず、存在すら確認できないXによる「共謀」は、高度化かつ巧妙化するネット犯罪の闇を一層深くしている。

 起訴状や検察…

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