(411)秋風や去年似合うた筈の服/奥名春江(1940年~)
これ、私もある!という共感を繋(つな)いでくれるのも俳句です。昨年までぴったり合っていたお気に入りの服ですが、季節が巡り、奥から引っ張り出すと何かが違います。極端に体形が変わらずとも、身体の微妙な差異や好みのわずかな変化で服は似合わなくなるものです。そんな「あるある」にアクセントとなるのが季語でし…
関連リンク
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