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除雪費の返礼は「雪だるま」 山形・大蔵の地域おこしグループ CF募集、全国に発送へ

 全国有数の豪雪地帯である山形県大蔵村の地域おこしグループが、高齢者世帯への除雪支援で募る活動費の返礼品として、雪だるまを全国に発送するプロジェクトに取り組んでいる。「厄介者」を村の新たな魅力と捉え、雪の少ない地域の子どもたちに楽しんでもらう逆転の発想で考案。2季目の今回は地域の特産品も加え、村のPRも兼ねて多くの支援を呼びかける。

昨季のプロジェクトで返礼品の雪だるまを作る子どもたち(大蔵ベース提供)

今回は特産品もセット

 地域おこしグループ「大蔵ベース」は昨年1月に結成。代表の今野大地さん(43)ら5人がメンバー。職種は農業や自営業などさまざまで、全員が地元の大蔵小、同中の同級生だ。動画投稿サイト「ユーチューブ」で食や自然など地域の魅力を発信し、トマトなど地元の農産物やグループのロゴが入ったアパレル商品の販売も手がける。

 除雪支援の「スマイル・スノー・プロジェクト」は昨季スタート。クラウドファンディング(CF)で集めた資金で除雪機の燃料代や除雪作業に取り組むボランティアへの謝礼などに充てる。昨季は全国から計約13万円の支援が寄せられ、返礼品として地元に積もった雪で作った高さ28センチの雪だるまを発泡スチロールの容器に詰めて発送した。

 冬の村内では中心部でも2メートルを超す積雪がある。今野さんは「大好きな地域で困っている多くの高齢者の力になりたいと思った。除雪すると喜んでもらい、達成感が生まれた」と振り返る。

 雪だるまを贈る発想は、仕事の関係で全国を回った経験から「県外では土が付かない真っ白な雪だるまを作ったことがない子どもも多い」と思い付いた。

 2季目の今回は10月中旬からCFサイト「キャンプファイヤー」で募集。雪だるま付きは5000円からで、地元産のコメやそば、鴨肉などと返礼品の種類を充実させた。最高額の8万8800円で地域の特産品が毎月届くという。

 CFは12月末までで目標額は100万円。今野さんは「多くの協力を募ることで地元住民が暮らしやすい地域づくりや、村に関心を持つ方を増やして交流人口の拡大のお手伝いができればうれしい」と意気込む。

 詳細はキャンプファイヤーのサイトに掲載している。

雪だるまの画像を載せた「大蔵ベース」のPRポスターを手にする今野さん
昨季のプロジェクトで返礼品の雪だるまを作るボランティアたち(大蔵ベース提供)
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