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宮城の高校入試2023、志望校選びのトレンドは? ナンバースクールの出身中学データも

 中学3年生にとって、高校受験の志望校選びが佳境を迎えています。宮城県の公立高入試は年明けの1月中旬に出願希望調査が行われ、2月中旬に出願、そして3月6日の本試験と一気にスケジュールが加速します。小中学生を対象に仙台圏8教室を展開する「河合塾NEXT」の岡宏志教室運営部長に出願傾向や入試の特徴、よく受ける相談などを紹介してもらいました。(編集局コンテンツセンター・佐藤理史)

■無償化で私立人気高まる

-出願のトレンドは。

 公立一本に絞る受験生が減っている。(国が保護者の所得に応じて高校の授業料を負担する)就学支援金制度により金銭的なハードルが下がり、公立も私立も同じ土俵で吟味されるようになった。将来から逆算し、ベストな高校を探している。

-公立高入試に影響は。

 大学進学を見据える受験生に選ばれる公立高のラインが上がった。以前はランキング下位校が「公立最後のとりで」のような役割を果たしていた。今は、泉や仙台南といった少し難易度が高い高校に挑戦するという動きが出ている。もし受からなくても、私立があるという判断が背景にある。

-仙台圏の公立と私立の定員は「おおむね6対4」に調整されている。少子化が進む中、私立は毎年一定の入学者が確保できるようになっている。

 私立間にも人気に差はある。2022年度は共学化が始まった東北学院が爆発的な人気を集めた。(2011年度に全コース共学化した)尚絅学院も比較的、市中心部にある利便性もあって支持されている。

■宮城一の探究科が刺激に…

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