(482)どんど場をだるまの赤の燃え残る/武元気(2003年~)
どんと祭、仙台では裸参りも併せて行われる神社が多い。大学の剣道部では大崎八幡宮に裸参りをしていたが、1年生のとき装束が足りず、先輩に白晒(さらし)の代わりにトイレットペーパーを巻き付けられた。生憎(あいにく)の雪でそれが溶けて酷(ひど)かったなア(時効と思うがごめんなさい)。キャンパスへ戻って食い…
関連リンク
- ・(481)冬木の枝しだいに細し終に無し/正木浩一(1942~1992年)
- ・(480)たましいはただならぬもの虎落笛/蝦名石蔵(1949年~)
- ・(479)寒波くるひゅーるひゅるっとやかん鳴る/利部瑠南(2004年~)
- ・(478)吹雪くねとポストの底の葉書たち/高野ムツオ(1947年~)
- ・(477)霰して納め遅れの飾かな/石田勝彦(1920~2004年)
「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。