物価高の家計応援　日替わりで総菜類を特価に　石巻・キッチンマルエ

　物価や光熱費の高騰で家計の負担が増す中、石巻市門脇の総菜スーパー「キッチンマルエ」が、総菜や弁当の特売セールを始めた。火曜は弁当・丼類２割引きなど、曜日ごとに特売品を用意する。家計を応援するとともに、新たな顧客の獲得につなげる取り組みだ。

　マルエは毎日弁当や丼類を約５０種類、総菜は約１５０種類を作る。自慢のメニューの中から、２月は月曜が天ぷら、水曜は手作り唐揚げと白身魚フライ、金曜は焼きギョーザ・シューマイなどをそれぞれ定価から２割引きで販売。木曜日は手作りトンカツと肉団子、土曜は焼き鳥などを特価で提供する。

　目玉は火曜。弁当と丼類が２割引きだ。人気の手作りカツ丼（税抜き４９８円）やデミハンバーグ弁当（同３９８円）などが、全品お得に購入できる。

　マルエは１９８９年創業。近隣住民やタクシー運転手らから長年愛されてきた。現在は石巻地方の農産物直売所など６店にも商品を納める。新型コロナウイルス禍による消費低迷や光熱費の高騰などで経営は厳しさを増すが、原価計算の徹底や節電などで特価を実現している。

　江刺公夫社長（７５）は「みんなが大変なときだからこそ、お客さんに喜んでもらいたい。新しいファンづくりにもつながればいい」と話した。

　特売セールは青葉東店のみ実施。営業時間は午前１０時～午後７時。日曜定休。連絡先は０２２５（９３）４２０１。