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地元産業に理解深める 女川高等学園1年生、石巻魚市場を見学

石巻魚市場の構内を見学する生徒ら

 県立支援学校女川高等学園と県東部地方振興事務所は9日、同校1年生を対象にした「企業見学会」を石巻市と東松島市で行った。地元の産業や企業への理解を深めてもらうことで、地元就職促進につなげるのが狙い。18人が参加し、業務内容の説明を受けたり、職場の雰囲気を体感したりした。

 石巻魚市場(石巻市魚町2丁目)では市場職員が、競り場や岸壁を案内。2021年9月に「世界一長い魚市場」としてギネス世界記録に認定されたことや、水揚げされるサバ、イワシ、カツオといった主要な魚種について説明した。

 また、市場の仕組みや昨年の水揚げ量(10万3425トン)が全国5位、金額が184億5314万円で全国8位になった実績も紹介。生徒らは「魚が売れずに残ることはあるか」「早い人は何時から働いているのか」など、疑問点を質問していた。

 池田龍聖さん(16)は「信頼関係がないとできない仕事。コミュニケーションを取ることの重要性がよく分かった」と話した。

 見学会では東部環境(東松島市大曲)も訪問し、廃タイヤのリサイクルなど展開している事業の説明を受けた。

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