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文化財を火災から守れ 石巻・葉山神社で訓練 地区消防団員ら130人参加

文化財防火訓練で放水を行う参加者ら

 「文化財防火デー」(1月26日)にちなみ、石巻市教委は12日、同市雄勝町大浜の葉山神社で文化財防火訓練を行った。

 市消防団雄勝地区団や市雄勝婦人防火クラブなど約130人が参加。神社敷地内の枯れ草から出火し、初期消火を試みたが消しきれず、建物に延焼の恐れがあるという想定で実施した。

 参加者らは神社からの通報を受け、バケツリレーや消防車からの放水を行い、懸命に消火活動を行った。千葉秀司宮司は「実際に火事が起きた際も今日の訓練のように消火に協力してほしい」と話した。

 訓練は今回で69回目。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止した。

 文化財防火デーは1949年1月26日、奈良県の法隆寺の金堂壁画が火災で焼けたことを教訓に、55年に定められた。

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