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元五輪選手に学ぶ 石巻で柔道クリニック 小中学生32人参加

中村さん(右)から足の使い方について指導を受ける選手たち

 元五輪選手から指導を受ける「柔道クリニックINいしのまき」が18日、石巻市総合体育館で開かれた。石巻市内のスポーツ少年団や柔道部に所属する小中学生32人が参加。2008年北京五輪、16年リオ五輪の女子52キロ級でいずれも銅メダルを獲得した中村美里さんを講師に招いた。

 中村さんは基礎を中心に、小外刈りの足の動きについて指導した。選手たちの前で実際に技をかけながら、「軸足のバランスが特に大事。逃げる相手を追う際や、力の伝わり方にも関わってくる。技をかける足はずっと相手に固定する」と説明。「後ろから大きく踏み出すことで、押す力が相手に伝わる」と紹介した。

 選手たちは2人1組に分かれ、互いに技を掛け合いながら実践した。

 柔道クリニックは東日本大震災被災地でのスポーツ振興や、生涯スポーツの世界大会に位置付けられる「ワールドマスターズゲームズ」への参加誘導、幅広い年代の交流などを目的に、公益財団法人ワールドマスターズゲームズ2021関西組織委員会が主催した。

 今後も各種目ごとに活躍した選手らを招待するなど、継続を予定している。

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