閉じる

震災題材の映画「門脇3部作」、一挙上映 石巻劇場芸術協会が企画 来月

 東日本大震災を題材にした「門脇映画3部作一挙上映会」が3月4、5の両日、石巻市中央1丁目のシアターキネマティカで行われる。震災と復興の記憶を新たにするため、キネマティカを運営する石巻劇場芸術協会が企画した。

 震災で被害の大きかった地区の一つが「門脇・南浜町地区」。この地区を震災直後から6年半にわたって撮り続けたのが映画監督の青池憲司さん。完成させたのがドキュメンタリー映画3部作「3月11日を生きて~石巻・門脇小・人びと・ことば~」「津波のあとの時間割~石巻・門脇小・1年の記録~」「まだ見ぬまちへ~石巻・小さなコミュニティの物語~」だ。

 両日とも3本を上映。1本終わるごとにアフタートークが行われる。青池監督が司会進行役を務め、3部作に関わったさまざまな市民をトークゲストに招く。

 鑑賞料金は1000円(1作品でも全作品でも鑑賞できる。1日通しての鑑賞も可)。小・中・高校生は無料。未就学児は入場不可。定員は各回30人程度。

 石巻劇場芸術協会は、今回を第1弾としてドキュメンタリー映画の上映に力を入れていく。

 連絡先は0225(98)4765=水・金・土・日曜の午前11時~午後5時=。メールはkinema@r-ishinomaki.net

 上映スケジュールとアフタートークのゲストは次の通り。

◇3月4日 
(1)「3月11日を生きて」午前10時15分~12時15分 
    ゲスト・阿部和夫氏(本作品製作委員会代表) 
(2)「津波のあとの時間割」午後12時45分~午後3時10分 
    ゲスト・鈴木洋子氏(被災時の門脇小校長) 
(3)「まだ見ぬまちへ」午後3時半~6時15分 
    ゲスト・本間英一氏(かどのわき町内会会長) 
(4)「3月11日を生きて」午後7時~9時 
    ゲスト・新柵ひろ子(リーガルシューズ石巻店店長) 

◇5日 
(1)「まだ見ぬまちへ」午前10時15分~午後1時 
    ゲスト・本庄雅之氏(石巻名画座主宰) 
(2)「3月11日を生きて」午後1時20分~3時20分 
    ゲスト・三國裕子氏(劇団うたたね.主宰、本作品ナレーター) 
(3)「津波のあとの時間割」午後3時40分~6時5分 
    ゲスト・阿部竜太氏、阿部明日香氏(被災時の門脇小児童) 
(4)「まだ見ぬまちへ」午後6時40分~9時25分 
    ゲスト・松村豪太氏(ISHINOMAKI2.0代表理事) 

青池憲司監督「門脇映画3部作」 一挙上映会 - シアターキネマティカ

関連リンク

石巻かほく メディア猫の目

「石巻かほく」は三陸河北新報社が石巻地方で発行する日刊紙です。古くから私たちの暮らしに寄り添ってきた猫のように愛らしく、高すぎず低すぎない目線を大切にします。

三陸河北新報社の会社概要や広告などについては、こちらのサイトをご覧ください ≫

ライブカメラ