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地機が刻む冬のリズム 福島・昭和「からむし織」<ふるさと音便り>

 「カタンカタン、トントン、カラン」。雪深い山里の室内に、地機(じばた)と呼ばれる手織り機の音が響く。福島県昭和村で受け継がれる伝統工芸品「からむし織」の作業が進む。

 カラムシは、イラクサ科の多年草。村の記録によると、栽培は江戸時代までさかのぼる。刈り取ったカラムシから繊維を取り出して糸を紡ぎ、冬の…

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