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「いしのまき大賞」決定 自然写真家・高砂淳二さん、ポプラ社、石巻高ボート部 来月表彰式

昨年11月にあった石巻市主催「環境フェア2022」の市民講座で講演する高砂さん
ポプラ社が主催し、石巻市図書館で開かれた「絵本の図鑑パネル展」
インターハイ優勝の賞状を手にする(左から)高橋、武山両選手

 産業や文化、スポーツなどで石巻市の活性化や知名度アップなどに貢献した個人・団体をたたえる「第16回いしのまき大賞」に、石巻市出身の自然写真家高砂淳二さん(60)=東京都=、出版社のポプラ社(東京)、石巻高ボート部が選ばれた。3月7日の石巻商工会議所会員大会で表彰する。

 高砂さんは昨年、世界最高峰とされる英ロンドン自然史博物館主催「ワイルドライフ・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー」の自然芸術部門で日本人初の最優秀賞に輝いた。受賞作の「ヘブンリー フラミンゴズ」は、南米ボリビアのウユニ塩湖で羽を休めるフラミンゴの群れを写した。

 子ども向けの図書や絵本を出版するポプラ社は、千葉均社長が石巻出身という縁で、昨年6月に市と包括連携協定を締結。石ノ森萬画館などでの企画展や石巻専修大と協力した小学生向け講座の開催など、地元団体と協働して子どもたちの好奇心を育む活動や地域振興に取り組んでいる。

 石巻高ボート部は昨夏、愛媛県今治市玉川湖ボートコースであった全国高校総体(インターハイ)ボート男子ダブルスカルで、ともに3年の高橋興生選手(18)と武山慎選手(18)のペアが初優勝した。インターハイ制覇は同校創立以来初めての快挙。

 いしのまき大賞は選考委員会が各界や一般から推薦された8候補を審議し、石巻商議所常議員会で決定した。

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