震災遺構・門脇小で「ときのながれ」展、風景写真10点 住民詠んだ短歌も 4月9日まで
石巻市の北上川河口地域の変化を振り返る企画展「ときのながれ」が同市の東日本大震災遺構「門脇小」で開かれている。4月9日まで。
震災前から石巻の街並みを撮影している竹内敏恭さんがカメラに収めた2000年代初期の門脇地区や湊地区などの写真計10点を展示。同館スタッフが撮影した同じ地点の現在の写真も並べて展示しており、街の風景の移り変わりを知ることができる。
来場者は付箋でコメントを残すことができ、岡田劇場の建物などが写る作品には「なつかしい」「ここで映画を見た」といった市民の思い出などが添えられている。
会場には門脇地区の住民が2013年から22年までに詠んだ短歌も並び、その時々の市民の心情を読み取れる。館内では震災後に市民有志が門脇町に建てた初代の「がんばろう!石巻」看板を特別展示している。
リチャード・ハルバーシュタット館長は「市民の皆さんに足を運んでいただき、懐かしい気持ちになってほしい」と話した。
午前9時~午後5時。連絡先は門脇小0225(95)1111。
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