(525)一斉に振り向きさうな黄水仙/抜井諒一(1982年~)
「一斉に振り向きそう」までは人か動物かと思いましたが、作者がそう感じたのは意外にも黄水仙(すいせん)の花です。六つの花弁の中に副花冠という冠のような部分があり、全体は正面を向いたラッパのような形です。背の高い茎と葉に囲まれ、見ようによっては顔と首のようですね。しかし風で傾きはしても後ろは向かないで…
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「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。