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<Web写真特集>祈りに包まれた被災地 東日本大震災から12年の3・11

 東日本大震災から12年を迎えた3月11日。岩手、宮城、福島3県の被災地は鎮魂の祈りに包まれた。地震発生時刻の午後2時46分には、犠牲者への黙とうが各地でささげられた。

宮城

34歳で亡くなった次男涼さんの名前が記された銘板を、そっとなでる母親の岩間よう子さん(75)。「息子に会える気がして」と毎年訪れる=11日午前9時30分ごろ、気仙沼市陣山の市復興祈念公園
気仙沼湾を見下ろすシンボル塔「祈りの帆」に手向けられた追悼の花束=11日午前8時50分ごろ、気仙沼市陣山の市復興祈念公園
日の出前、犠牲者の名簿を収める「名簿安置の碑」に手を合わせる人たち=11日午前5時50分ごろ、宮城県南三陸町の震災復興祈念公園
児童74人と教職員10人が亡くなった石巻市旧大川小は、犠牲者を追悼する優しい竹明かりに包まれた=11日午後6時5分ごろ、石巻市釜谷
石巻市の日和山に、全国各地の寺院から集まった僧侶が祈りをささげた。毎年、被災3県を巡礼している=11日午前8時30分ごろ
女性3人が海岸に立ち、朝日に照らされる海を見つめていた=11日午前6時ごろ、東松島市の野蒜海岸
地震の発生時刻に合わせ、海に向かって手を合わせる兄弟=11日午後2時46分、仙台市若林区荒浜
週末の混み合う商店街で、足を止めて黙とうする買い物客=11日午後2時46分、仙台市青葉区一番町3丁目
震災から12年となる朝、穏やかに太陽が昇る。海辺には手を合わせる多くの人の姿があった=11日午前5時55分ごろ、仙台市若林区荒浜
十三回忌を数える家族や親類の墓前で手を合わせる家族=11日正午ごろ、名取市閖上

岩手

犠牲者を悼み、新しい防潮堤の上から海に向かって手を合わせる人たち=11日午後2時46分、岩手県宮古市田老
復興が進む市街地を見下ろす墓地で、震災で犠牲になった親族の墓参りをする家族=11日午前7時45分ごろ、岩手県大槌町
親類や友人を追悼するため「釜石祈りのパーク」を訪れた夫婦。「もう十三回忌になるなんて。あっという間だったような、長かったような」=11日午前9時30分ごろ、岩手県釜石市鵜住居
海に向かって花を手向ける女性(左)の母親は、娘(右)の無事を見届け津波で亡くなった。「12年間、一日も母のことを忘れたことはない」と涙ぐんだ=11日午後3時ごろ、大船渡市大船渡町
朝の光に包まれ、シルエットが浮かび上がる「奇跡の一本松」=11日午前7時ごろ、岩手県陸前高田市

福島

行方不明者捜索の手を止め、犠牲者を悼み黙とうする双葉警察署と双葉消防署の署員。後方に東京電力福島第1原発を望む=11日午後2時46分、福島県浪江町
震災から12年が経過しても、手つかずのまま草木に覆われた民家=11日午前11時ごろ、福島県大熊町
海岸線に降り立ち、行方不明者の手掛かりを探す富岡消防署の署員=11日午前10時15分ごろ、福島県富岡町仏浜
スニーカーや洋服が放置されたままの洋品店=11日午前11時ごろ、福島県富岡町

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